映画 レビュー インターステラー

映画インターステラーのレビューです。

予告編とかネットの情報を見て気になってしょうがなかったので、公開日の昨日見てきました。

最近観に行ったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはスッゲー見たくないタイプのアメリカンジョークたっぷりの食傷気味のSFでしたが、今回は良さそうな気がしたのですが、行って大正解でした。

少しSFの知識というか宇宙物理学のこと知ってないと難しい設定とかも出てくるのですが、これぞSF映画という内容。

クリストファーノーランといったらインセプションで中途半端な夢の設定を、見た目重視で展開して、全くしっくりこなくてうんざりした記憶が新しいのですが、この映画は違いました。

序盤は地球での主人公を取り巻く人間ドラマを、ハリウッド映画っぽくない、こなれた控えめの演出で引き立てます。

中盤からは、宇宙に飛び立つときの記録映像のようなリアリティーあふれるシーンから始まり、宇宙船内部のギミック、惑星を高速で降下するシャトル、前衛的なデザインのロボット、新たな惑星世界など、SFファンがグッとくる演出やオブジェクト、設定が良いバランスで展開します。

そしてそれに地球に残された家族のシーンが挟み込まれ、未知と既知の映像が交互に映し出されることで、同じ世界で起きているということに説得力が生まれます。

上映時間が半分を過ぎたころには「これだ、こういうSF映画が見たかったんだ」と感じました。

そしてラストもイイ展開が用意されていて、久しぶりにSFで元気づけられ、壮大な気持ちになれました。

アバターやエイリアン2しか楽しめない人は見ない方が良いですが、エイリアンの1作目、2001年宇宙の旅、オネアミスの翼とかが楽しめる人で、一皮むけたSFを観たい人はオススメです。新しい銀河に出発です!


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