宮崎駿監督引退

宮崎駿監督が引退するそうだ。

今回はインタビューで語ったわけでもなく、スタジオジブリの社長から発表があった。そして今月の六日に記者会見をするそうだ。

今まで何度ももう長編映画製作をやめると言ってきたけど今回は本気っぽい気がする。

まあ今までよく頑張ってくれましたと言いたい。話が本当だとすれば最後の長編作品である「風立ちぬ」はとても自分的に満足できる作品だった。

本人が引退するというんだから、周りがどうこう言ってもしょうがない。

そのかわり最近のインタビューで宮崎監督が、ナウシカのパート2をエヴァンゲリオンの庵野秀明に作らせても良い気がしてきたと言っていた。

自分ではもうナウシカを作る体力、気力がなくなってきているという風にもとれる発言だと思えた。

宮崎駿監督のバトンを受け取るのは、ジブリ社内の人間ではなく、昔監督と関わった庵野監督というのも面白い。

ジブリの代表作の続編に外部の新しい血が入り、更にいい作品が生まれそうな予感もする。

といった妄想をしながら、この残念なニュースを乗り切ろうと思う。

風立ちぬ 感想

風立ちぬ観てきましたので感想を書きます。極力ネタバレはしないようにします。

正直映画館で見てよかった。かなりの傑作映画でした。しかも自分的にも好きな映画の一つになりそうです。

宮崎駿監督の「オレってメッチャ飛行機好きなんだよね~」という気持ちがアニメーションの動きに反映されていました。

飛行機だけでなく、ストーリーも、堀越二郎さんの幼少から30代くらいまでの飛行機作りと恋愛について書かれた話なのですが、なかなか良かったです。

良く実話に基づいた話って映画になるとつまらなくてがっかりすることがあります。

でもこの映画は120分以上あるのですが、ストーリーの切り口や、監督のストーリーボードの魅力、演出の巧みさもあるせいか、全く長く感じませんでした。

というかもうちょっと見ていたい気になりました。

あと驚かされたのが音で、なんでも飛行機などの効果音が全部、人間の声で表現されているそうです。

その人間的な音が、最初はコミカルかなと思ったのですが、見て行くうちに爽快感があるシーンではより爽快に。

不気味なシーンではより不気味に耳に入りこんできます。というか頭にしみ込んでくるように感じました。

この音を大画面で楽しめたのは今までにない体験でした。これだけでも映画館に行ってよかったなと思います。

別にジブリの回し者ではないですが、この「風立ちぬ」は間違いなく映画館で見るべき映画ですね。

塔の上のラプンツェル

アマゾンで高評価だったので「塔の上のラプンツェル」を観ました。

まあ普通の恋愛冒険コメディーといった感じでした。

なんか昔見たアラジンとか、美女と野獣とかの方が品格が高い気がしました。

とはいっても、両親がいなくなったラプンツェルを想って、お城からたくさんの紙風船に火をともして一斉に打ち上げるシーンなど印象に残るシーンもありました。

まあなんかおとぎ話が原作らしいので、仕方がないかもしれませんが、キャラクターや世界観にもう少し深みがあっても良かった気がします。

対象とするのが子供であるのならあれでも譜代点だと思いますが、大人が楽しめるものかというとやや物足りなさに欠ける作品だった気がします。

あと主人公があんなに何で髪が長いのかの理由は解りましたが、敵に追われていたりする時に、もう少しその長所というか短所を活用したところが見れると思ったのですが、普通に髪の長いきれいな女の子で終わっていたのが残念です。

ただ日本語吹き替え版で見たのですが、中川祥子の声の演技や歌のうまさには驚きました。それだけでも見てよかったとは思いました。

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